JR恵比寿駅に接続する歩く歩道「スカイウォーク」から直結した場所に位置する。元々ヱビスビール工場であった土地を大規模都市開発により東京屈指の人気スポットへと変貌させた事例である。南側街区にはオフィスタワーや商業施設、美術館などが建ち並び、中央にはガラスのアーケードに覆われたサンクンガーデンが広がっている。
グラウンドレベルから大階段によってアプローチする開放的なサンクンガーデンは、マルシェなど様々なイベントに使用され、特にクリスマスイルミネーションで飾られるシャンデリアで知られる。北側街区にはホテルと公園緑地が配置され、全体として賑わいと静寂を両立するバランスの取れた環境が整備されている。開発区域全体にわたる施設の一体的管理運営が行われており、環境の維持をはかるための地域冷暖房施設,ゴミ空気輸送設備,中水道設備などが設けられている。
また、今後はグラススクエアの地下1階部分にシェアオフィスやシェアキッチンなどシェアをテーマにした複合施設を整備することにより、地域コミュニティの活性化を狙っている。