082明治神宮外苑

自然・環境 シンボル 1950年代以前 2010年代

明治天皇の業績を後世に残す事を目的として、造園家・都市計画家の折下吉延の指揮によって計画された洋風庭園。良好な環境を保つ目的から、1926年に日本初の風致地区に指定された地区でもある。心身の鍛錬、文化芸術の普及の拠点として、各種スポーツ施設や聖徳記念絵画館を有するほか、300メートルにわたる直線上の銀杏並木は絵画館をアイストップとするシンボリックな景観を創出している。浅田次郎の短編集『霞町物語』中の一編「卒業写真」における、銀杏を拾う老人の描写が有名。2019年のラグビーW杯や2020年の東京オリンピック開催に伴って、東京都は同地区に再開発等促進区を定める地区計画を決定(2013年6月決定、2016年10月変更)した。今後ポストオリンピックに向けて競技場の再開発や土地の高度利用、広場の創出と共に、スポーツの拠点として再整備を進めていく。

完成年 1926
所在地 東京都新宿区霞ヶ丘町、港区北青山
敷地面積 64.8ha(神宮外苑地区地区計画区域)
掲載雑誌 -