JR旧汐留貨物駅跡地からJR浜松町駅に至る約31haの再開発によってできた地区。その整備時には、各地権者および借地権者からなる「汐留地区街づくり連合協議会」を1995年に設立し、行政との協議を通じて官民協働型都市開発を行った。11の街区によって構成され、個々の街区には企業の本社ビルや商業施設、ホテルなどの超高層建築物が立ち並ぶ本地区の特色は、都市開発に併せて立体的な交通動線整備を行った点にある。A~E街区の地上上空にはモノレールとペデストリアンデッキを、地上部には車道および歩道を、地下には歩行者専用通路および地下鉄駅を整備することで、多様な交通モードが共存している。また、各街区のサンクンガーデンを地区の軸となる地下歩行者専用通路に寄せることで、街区と街路が一体となった公共空間が実現している。
064汐留シオサイト
エリア コミュニティ 1990年代
完成年 | : | 2002年(西街区、A街区、D南街区まちびらき) |
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所在地 | : | 東京都港区東新橋 |
開発面積 | : | 約31ha |
掲載誌 | : | 新建築, 2003年, 4月号 / 同2017年, 9月号別冊 |