帝都復興計画における復興三大公園のうちの1つとして、浜町公園、錦糸公園とあわせて整備された。その設置理由書には「是れ平時に在りては四時行楽の地となり一朝非常に際しては群衆の非難場たらしめんとす」と記され、防災上の重要な機能を有することが期待されていた。西欧近代の公園設計手法を取り入れて設計された19haの園内には約700本の桜が植わり、今日では日本さくら名所100選にも選定されている。墨堤の桜との調和に配慮した良好な景観形成を誘導しているものの、頭上を走る首都高速向島線によって魅力を削がれている点が惜しい。園内のオープンカフェは、隅田川周辺に恒常的に賑わいを創出し地域を活性化することを目的に河川空間の規制緩和に伴う「河川敷地占用許可準則」の改正により実現した。