104港北ニュータウン

エリア 自然・環境 コミュニティ 1980年代

横浜市都市計画の六大事業の1つとして1965年に発表、1974年より第1地区・第2地区の1,317haで土地区画整理事業を施行、1983年に街びらきされた。本地区は、広大なエリアの造成に当たって農業、商業、工業、住居など用途を集約するために申出換地、通称「飛び換地」を適用した早期の事例としても有名である。港北ニュータウンの都市デザインの特色の1つが、「グリーンマトリックスシステム」と名付けられた公共空間の整備方針であろう。地区内の緑道を骨格とし、公園や民有地の斜面樹林などを連結させること、さらに歩行者専用道路と連結することで、住民が車と交わらずに各施設へアクセスすることができる。豊かな緑地環境と住民の安心安全を両立する優れた整備方針である。

完成年 1983年(第二地区まちびらき / 第一地区は1990年)
所在地 神奈川県横浜市都筑区
開発面積 2,530ha(全体)
掲載誌 ランドスケープデザイン, 2001年, 26号