035表参道

ストリート 歴史・文脈 シンボル 1950年代以前

全長約1kmにわたるケヤキ並木が美しい、原宿駅前から表参道交差点までのびる東京を代表するメインストリートの1つ。明治神宮の参道をルーツとしつつ、同潤会アパートをはじめとした住宅街としての1930年代、米軍兵の繁華街として賑わった1950年代、若者文化の拠点としての地位を確立した1960年代、高級ブランド店が集積するショッピングストリートとしての1970年代以降と、多様な文化を引き寄せる軸線として約100年間、地域のシンボルであり続ける。

まちづくり方針に基づき、沿道は商業地域(容積率500%)に、沿道裏側は中高層住居専用地域(容積率300%、駅側が第二種(高さ30m)に指定されている。沿道全体に地区計画が策定されており、建物高さの上限は30m、地階を除く階数を8以下としている。建築物の形態・意匠・色彩は都市景観にに配慮することでメリハリのある街並みが形成されている。そうした中で、SANAA、安藤忠雄、隈研吾、伊東豊雄、青木淳、MVRDVといった有名建築家・集団による建築物が、沿道に個性をもたらしている。

完成年 -
所在地 東京都渋谷区神宮前
敷地面積 -
掲載誌 -