005品川インターシティ

建築+グラウンド 動線・ネットワーク 1990年代

旧国鉄品川駅車両倉庫跡地の再開発である品川駅東口地区再開発によって誕生した2つの地区。敷地西側に品川グランドコモンズが、東側に品川インターシティが位置する。それぞれの地区は2階レベルのスカイウェイ(空中歩廊)によって結ばれ、低層部のガラス張りのファサードによって外部空間とのつながりが意識される。また品川インターシティと品川グランドコモンズの建物間で敷地を南北に縦貫する幅45m・長さ400mの品川セントラルガーデンは、再開発地区の南北の公園と中央の公共空地、品川インターシティ・品川グランドコモンズの壁面後退部分が一体整備されており、デザイン・コンセプトの統一された緑豊かで広大な歩行者空間が生み出されている。中央に向かって緩やかにくぼむ船底型デザインになっている。空間としての一体感を創り出す「もり」とリズムを創り出す「みち」 で構成されており、途中には品川の自然からテーマを抽出した、15mのフレームでつくられる7つのフォリーが点在している。

完成年 1998年(インターシティ)、2003年(グランドコモンズ)
所在地 東京都港区港南2丁目
敷地面積 35564㎡(インターシティ)、52,766㎡(グランドコモンズ)
延床面積 337126㎡(インターシティ)、584,356㎡(グランドコモンズ)
計画・設計 日本設計、大林組(インターシティ)、三菱地所設計、大林組、松田平田設計、大成建設(グランドコモンズ)
掲載雑誌 新建築, 1999年, 2月号(インターシティ)、新建築, 2003年, 6月号(グランドコモンズ)