高輪ゲートウェイ駅は、駅名称が公募され、決定された際に話題を呼んだ。”ゲートウェイ”という名の通り、将来的な国際交流拠点として海外からの玄関口の役割を果たす構想が打ち出されている。
開発は、昨今叫ばれている「駅まち一体」をテーマに進められた。折り紙をモチーフにした膜材の大屋根によって、まちから人を受け入れるような空間的にシームレスな駅構造になっている。夜間は光がやわらかに漏れ出し、まちのシンボルとして浮かび上がる。
だが名実ともにまちの中心となるのは少し先の話だ。現在、高輪ゲートウェイ駅を中心に品川駅から泉岳寺駅までを開発する「高輪ゲートウェイシティ」の計画が進行している。「Global Gateway」をコンセプトとして、住宅、オフィス、文化創造拠点などが整備される計画である。一帯は歩行者用デッキが巡らされ、スローモビリティの導入検討がなされるなど、人間にとって居心地の良い駅とまちを目指している。
参考:各社プレスリリース