暗渠化された河川に自然豊かなせせらぎを復活させることを目的に整備された遊歩道。環七宮前橋から淡島下代田橋までの1.1kmの区間をさして「ふれあいの水辺」と呼ぶ。1990年より住民参加による会議が実施され、整備案や維持管理などが検討されながら18年の年月をかけて整備された。
せせらぎを流れる水は、落合水再生センターで浄化した高度処理水であるため、安全で安定した水質と水量が確保されている。施設の一部を実験区として住民の管理団体が植物を植えたり、メダカの育成を行うなど、地域の人に愛されている緑道であり、その結果、カメやカルガモなど多種多様な生物が棲息する自然に近い環境が形成されている。暗渠化する前からあった桜並木を活かして整備したことで、桜の名所として賑わうだけでなく、日常的に多くの人が散策する安らぎの空間となった。