奥沢の浄真寺付近を水源として、自由が丘、緑ヶ丘を通って呑川へ合流する九品仏川が1974年に暗渠化されてできた緑道。ソメイヨシノ等のサクラを中心としてサツキ・キンモクセイなどが植えられ花見客にも人気がある。
暗渠化された当初は未整備であり、また目黒区と世田谷区の境に位置するため緑道内に高低差があった。しかし、1990年に都のコミュニティマート構想モデル事業に指定されたことを機に、舗装の整備や無電柱化が進んだ。以後、放置自転車問題の対処のためベンチの設置等が行われ今に至る。
なお、緑道の管理は自由通りを境に東が目黒区、西が世田谷区とされている。
自由が丘駅南口付近の区間では、沿道にはファッション店や飲食店が並び、緑道に向かってオープンカフェを設置している店舗もある。来街者・住民に関わらずベンチに座って飲食したり休憩したりする光景が日常的に見られ、良質な滞留空間となっている。一方、住宅街では区間によって緑道の整備状況に差があり、地域住民の生活軸となるような整備が期待される。