大丸有や霞が関、虎ノ門などの日本を代表するエリアの中心であり、また、日比谷公園や皇居外苑といった広大な緑地に隣接するといった大きなポテンシャルを持つ日比谷に建設された大型複合施設。かつて日比谷公会堂や東京帝国劇場などが位置していたことなどから、新産業の創出とともに、芸術文化の発信を目標としている。
ビル内には「Base Q」と呼ばれる施設があり、ベンチャー企業や大企業のコミュニティ形成・新産業の創出を図っている。また、低層部には多様な商業施設が入居している。テナントはライフスタイルショップなどの多くの新業態の商業施設が入居している。
敷地北東部には大きく階段広場が設けられ、100尺(31m)の部分に設けられた空中庭園につながっている。さらに、グランドレベルでは周辺の街路とともに心地の良い空間が整備され、丸の内仲通りとの連続性も感じられる。これらのスペースは数多くのイベントで利用されているだけでなく、街の回遊性をあげるきっかけとなっている。
また、開発の際には日比谷線と千代田線を結ぶ新たな地下通路を新設しており、地下通路に繋がる地下広場である「日比谷アーケード」も整備した。この広場は平常時は快適な歩行空間となる一方で、災害時の帰宅困難者の一時避難場所としても機能する。