防衛庁本庁の移転を契機として、周辺公園と一体的な再開発が行われ、2007年にオープンした大規模複合施設である。オフィスや商業施設、ホテル、レジデンス、美術館などから構成され、中心にあたるキャノピー・スクエアは様々なイベントに対応可能な公共空間として機能する。
既存樹木などの移植を通じて土地の記憶を継承しながら、檜町公園を含む緑の豊富なランドスケープが建築と一体的にデザインされている。JAPAN VALUEを世界に発信していくというビジョンのもとで、商店街や行政と連携しながら六本木や赤坂の街づくりを積極的に推進している。また、“デザイン”を再開発のコンセプトとして、「21_21 DESIGN SIGHT」や「DESIGN HUB」が入居している点に特徴がある。