目黒区による「まちづくり」、首都高速道路株式会社による「道路事業」、東京都による「再開発事業」が協働し、地域の住民も加わり四者が一体となって取り組んだ「まち・みち・再開発一体型プロジェクト」である。建設の際、地域の分断や環境問題など、周辺地域に及ぼす影響が懸念されたことから、地区の将来の動向を見据え、長期的な視点からジャンクション建設を契機としてまちづくりを行なった。
ジャンクションの建設に伴って整備される空間については、ループ屋上部分を子供から高齢者までが楽しめる特色ある空中庭園に、内部空間部分を地域のイベント等もできるオープンスペースとして整備することを位置づけた。特に、屋上部分は都市公園法に基づく立体都市公園として定められており、バリアフリーに配慮した回遊性のある公園として、居心地の良い空間が形成されている。また、これらは全国初のジャンクション上部の公園として国土交通大臣賞やグッドデザイン賞、その他多数の賞を受賞している。