江戸時代末期に黒船対策として造った大砲台場の建設を契機としてこの地区の埋め立てが始まった。1989年から、職と住の均衡のとれた東京の7番目の副都心として、台場地区・青海地区・有明北地区・有明南地区の4地区442haからなる「東京臨海副都心」の建設が開始され、フジテレビ本社屋・パレットタウン(青海)・東京ビッグサイト(有明)をはじめとして、商業施設・アミューズメント施設が建ち並ぶようになった。
センタープロムナードなどの、地区間を貫く広幅員の歩行者空間が臨海副都心の空間軸として機能しており、加えて各ビル間を接続するデッキにより歩行者と車両の空間分離が実現されている点が特徴的である。
2021年に実施された東京オリンピックのために、有明地区を中心に競技会場の整備が進められた他、2020年9月には大規模なクルーズ船の寄港が可能な東京国際クルーズターミナルが開業した。