010六本木一丁目

建築+グラウンド 動線・ネットワーク イメージ 2010年代

六本木一丁目は、江戸期には武家屋敷があったこと、また、地形の起伏が大きいことから、業務地として開発が進まず、緑が多く閑静な環境が残っていた地区である。2002年、この地区に開かれたまちづくりとして泉ガーデンが誕生した。

当開発はオフィス、ホテル、商業施設、共同住宅、美術館から成る複合開発であった。計画では、「緑と文化の街区整備」「地下鉄駅と一帯になった広場の整備」「歩行者通路の整備」という3つのポイントで開かれたまちづくりを行うことを目標とした。その結果、旧住友会館の庭園を保存活用した緑地を設けたり、緑地の下にギャラリーを設けるというような取り組みが行われた。また、都市の賑わいと都市の小自然をつなぐために、「広場」や「緑地」の一体性を確保しながら歩行者空間を確保している。

また、この地区は東京都心・臨海地域として特定都市再生緊急整備地域に指定され、隣接する虎ノ門・麻布台地区が都市再生特別地区に指定されている。ここでは、大規模土地利用転換とあわせた道路・歩行者ネットワークの更なる強化や、居住・滞在・教育・生活支援・文化交流機能を備えた外国人にとっても暮らしやすい生活環境の整備に取り組んでいる。

完成年 -
所在地 東京都港区六本木1丁目
敷地面積 -
延床面積 -
計画・設計 -
管理・運営 -
掲載雑誌 -