008東京スカイツリー周辺

建築+グラウンド シンボル 2010年代

東京スカイツリーをつくるだけではなく、タワーのある街の「にぎわい」をつくることを目標に進められた開発計画。この敷地は、1993年の業平橋駅の貨物扱い廃止以降、大規模な低・未利用地となっていたが、スカイツリーの建設と同時に土地区画整理事業が進められ、タワーを核として商業施設、オフィスなどを持つ大規模複合施設が整備された。

開発コンセプトはRising Eastとされ、この地で多くの創造が生まれ、世界へと発信される新しい時代のコミュニティが形成されることを想定している。計画の際には東西に細長い敷地を一体的に開発することを目指した。スカイツリーの垂直性に対して、低層部は横に広がるおおらかな「丘」のようなデザインを意図している。特に、4階は地面の延長として位置付け、東西の敷地両端の広場から大階段でアプローチをするようになっている。また、1,2階は南北の北十間川沿いの親水公園と一体となり400mに及ぶプ ロムナードが敷地南側に展開する。

さらに現在は、東京スカイツリー周辺地区である押上・業平橋駅周辺地区を対象に景観形成基準となる「すみだ中央エリア景観ガイドライン」が策定されている。

完成年 -
所在地 東京都墨田区押上1
敷地面積 -
延床面積 -
計画・設計 -
管理・運営 -
掲載雑誌 -